診療所経営支援12年で感じたこと 

私は弊社で12年間に亘って、集患・増患(マーケティング)支援専任担当として多くの診療所を見てきました。
多くの院長が悩んでおられる項目ランキング№2の「集患・増患・増収」というと、まず

  • 機器の導入だったり
  • 設備の改良だったり
  • 看板、広告を増やしたりと

目に見える部分の充実に気を取られてしまいがちです。

ただ、ハード面の充実をいくら図ったとしても、
患者さんが目新しさを感じるのは、せいぜい2~3週間程度。
そのうち患者さんの中でそれが「当たり前」になってしまいます。

また、患者さんが広告を見て来院してくれたとしても、
実際に提供された医療サービスの質がそもそも低ければ、かえって逆効果で、
負のクチコミにつながる恐れがあります。

もちろん、新しい設備を導入することや、広告を出すことは、決して悪いことではありません。
経営上とても大事な事だと私も思います。

ただ、それ以上に大切なものがあることに気付かないことが安定した経営を行っていく上で大きな問題です。
それ以上に大切なものとは、院長の診療所を舞台として働く、院長やスタッフの対応です。
立場を変えて、是非、「患者視点」で考えてみてください。答えは必ず見つけ出せます。

ホスピタリティ経営

『患者さんやスタッフの喜びや幸せの追求』の対価として院内に売上や利益を生む。
これこそが『ホスピタリティ経営』であり、21世紀最強の”診療所経営戦略“です。

  • 「思うように収益が上がらない…」
  • 「開業以来患者数がなかなか増えない…」
  • 「スタッフの離職率が高い…」
  • 「スタッフのモチベーションが高まらない…」

こんな相談を診療所の院長から受けることが多いです。このような状況を調査していくと、ある共通点が見えてきます。

それは「ヒトのマネジメント」が うまくいっていないということです。

このような問題の大きさは様々で、忙しい日々の業務に追われ、なかなか気づけない小さなものから、既に施設の存続に関わるような大問題になっているケースまであります。

私のこれまでの経験をもとに得た結論は、設備投資や広告宣伝といった方法だけでなく、何よりも院長、看護師、受付・会計担当者等のホスピタリティ、つまり、患者さんに「他とはちょっと違う良さ…」を感じてもらう事、

そしてその手段として
「院長も含めた内部スタッフのチームビルディング」
行うことが大事です。

(※チームビルディングとは、同じ一つのゴールを目指し、複数のメンバーが個々の能力を最大限に発揮しつつ、一丸となって進んでいく。そうした効果的な組織づくりを「チームビルディング」といいます・・・)

この他にも、院長が日頃悩んでおられる様々な問題について
「悩み事解決のヒントWebレポート」をご覧ください。

理想の診療所を目指して開業されたはずが… 

開業する内科診療所は年々増加し過多傾向にあります。診療所と同じくらい来院患者さんも増えれば、問題ありませんが、逆に競合が多く厳しさを増す内科診療所も増えています。
そんな中で今後も永続的に収益を伸ばし「勝ち組」になる内科診療所づくりを支援しております。
診療所経営は、院長もご存知のとおり、机上のプラン通りにはいかないのが当たり前の世界です。

  • 開業時の事業計画の甘さ
  • 想定患者数と現実の乖離
  • 診療報酬の改定
  • 地域の疾病構造の変化
  • 競合診療所の開設
  • 開業時の事業計画の甘さ
  • スタッフの雇用問題
  • 想定外の出費
  • 資金繰りの悪化など

様々なギャップやアクシデントが生じます。これら当初のプランを狂わせる「落とし穴」は、

  • 開業支援業者に勧められるままの事業計画
  • 銀行からの過剰融資
  • あい見積もりを取らない設備等の契約
  • 費用対効果マイナスの広告
  • 削ってはいけない人財コストの削減
  • スタッフの採用・教育の失敗など
  • 資金繰りの悪化など

多岐にわたります。

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