お客様の声
Q.

開業当時を思い出して

A.

長年勤務医として診療する中で「開業医」への憧れは心の中で大きくなりました。
医師を志してからずっと「一生涯の仕事」と考えていましたので、定年になったらどうするかは決まっていました。
それを何時にするかが問題だったと記憶しています。
診療所の場所は自宅の近くが良いのか?遠い方が良いのか? 戸建てにすべきか?ビル診にすべきか?設備はどんなモノを入れるか?
待てよ、いくらくらいお金が必要なのか?
当時、開業支援を手伝ってくれた担当者のことを何の疑いもなく信じてしまった事も含めて、今更ながら勉強不足だったなと思います。

Q.

開院後半年経過して思ったこと

A.

勤務医の時は週に5日外来業務がありました。患者さんが途切れることが無かったので、開院後も「自然に患者様が集まってくる」と思っていました。

開院当時、子どもの教育費など多額の出費も重なり、事業の方へ資金を使うことができませんでした。しかし長年思い描いていた「開業」への資金は天井知らずで、開業支援の担当者の言うがままに契約書にサインをした結果「開院にお金をかけすぎた」と後悔しました。

設備にしてもそうですが、じっくり考えを巡らせてから決断すべきところを「診療所経営とは・・・」と考えず「最初から職員が多すぎた」と気づくにも時間がかかりました。

開院後、暫くは前勤務病院からの患者さんが来て下さって安心していましたが、インフルエンザの流行期でも無かったため、一日の来院患者数も指で数えられる程で「自分には人望がなかったのか?」と気落ちする毎日でした。

開業支援の担当者から「開院候補地」を幾つか出してもらい「ここなら」と直感で選んではみたものの「場所を間違えた?」とどれもこれも疑い始めたころ、OFPコンサルタントの大山さんが来院したのです。

あぁ「開業するのではなかった・・・」と悔やむ毎日だったあの頃。

Q.

開院するとは…?何を考えなけらばならないのか?

A.

勤務医時代は何も考えずに外来業務をこなしていました。
開院して経営者となり、改めて「患者さんは病院に来るもの?」と考える時間ができました。では、診療所はどんなところなのでしょうか?
私の結論は
病院は楽しむところではない
病院は来たくて来るところではない
病院は困ってくるところ

診療所経営には「まずは患者様が来てくれない事には始まらない」ことに気づきました。
では、どうしたら来てくれるのか?

Q.

コンサル開始で質問されたこと

A.

開院して8ヶ月後に大山さんと知り合いコンサルを受けることにしました。
1回目の面談で「患者さんの気持ちになってみてください。人は具合が悪くなった時にどうするか考えてください」と言われ

  • 困ったらすぐ近くの病院に行くか?
  • 人間、知らないお家には入りずらいもの
  • まず人に聞いてから行こうとする
  • 若い人はネットで確認して行く人もいる
  • 度胸があれば看板見て来る
  • 時間がなければ本・看板を見て駆け込む


上記の事を思い浮かべました。
Q.

では、自院が選ばれるために何をすべきか

A.

開院当時の札幌市では、年間50軒の新規開院があり、特に内科診療所は多数で、その中から患者さんに選ばれるためには何が必要か、何をすべきか。

  • 沢山ある病院から比較検討して選ぶ
  • 医師としての技術は勿論必要
  • いやな思いをさせないこと
  • 患者様のニーズを把握すること
  • 患者様はきちんとした説明を期待する
  • 患者様の立場に立つのが基本

果たして自分が選ばれる理由は?

Q.

診療所といっても所詮サービス業。集客するには・・・

A.

勤務医時代は大きな病院ばかりで勤務していました。その病院の経営に参画していたわけではありませんので、集患・増患の心配はしたことがありませんでした。いざ経営者となり集患・増患の施策として何があるのか?と問われた時に、

  • 広告
  • 看板
  • インターネット
  • チラシ
  • 医TV
  • ほかには?・・・口コミ

以上のことしか思い浮かびませんでした。

しかし、何処に看板を出そうか?広告の方法は?インターネットも必要だよね。チラシって出していいの?TVって高いでしょう?

どれもこれも自分ではできない事ばかりだ!!!

Q.

自院に合った集患方法は?

A.

では、じっとクチコミが広がるのを待つのか?そんな悠長な時間は無いのに…
「意図的にクチコミを発生させる」方法があると大山さんは言いました。しかし、何もしなければ患者さんはきてくれません。
意図的に「来てもらう理由=USP」を持たなければならない。USPを持つために必要な事とは…
新規に来られた患者さんに「来たら感動してもらう」⇒「感動を周囲に話したくなる」⇒「話を聞いた患者さんが来院する」

これが「意図的にクチコミを発生させる」ことによる集患方法ですと習いました。

Q.

これまで改善したこと

A.

大山さんのコンサルを受け始めて3回目(週1回)には、以下の事を決めて順次改善していきました。

  • 玄関の看板を変更・追加
  • 広告の選択
  • USPの確立
  • セミナーの開始
  • 院内報の開始
  • 院内イベントの開始
  • 接遇・診察の改善
  • 写真入り名刺の作成と配布
  • はがき・手紙の活用

担当者からひと言

最初に院長にお会いした時に「優しそうな人だけど経営者としてはまだまだかな?どうにかして助けてあげたい!」と思いました。

記憶違いでなければ、当初院長室に3時間は居たかと思います。

費用対効果を見ながら出来ることは何でもしました。一般的なコンサルは施策を提言して当事者に行ってもらうのですが、弊社は当事者である院長の伴走者として一緒に行動します。

早速取り掛かったのが既患者さんとの関わり方です。待合室での問診の聴き方。診察室での患者さんとの応対。それまでは口頭で数値や改善方法を伝えていましたが、高齢の方も多かったので「一口メモ」を利用しました。これは、自宅で待っている家族にも伝えてほしい希望を叶えるためでもありますが、相乗効果で家族やまわりの知人も外来に来るようになりました。

次に地域住民の皆さんに診療所を知ってもらい地域貢献も含めて「健康教室」を月1回開催を続けました。

先ほどI院長も言っていましたが「意図的なクチコミ」を目的に毎月発行の院内報は今も続けています。

今年開院10年を迎える予定ですが、開院後4年目には医療法人化もでき、毎年年収を更新しています。益々の成長が楽しみです。

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